こんにちは、週末パパコーチです。
今回はバッティング練習の定番トスバッティングについて解説します。
と思っていませんか?
私もそうでした。
ですが、明確な目的意識を持てたら、とても効果のある練習だと実感できたので、詳しく解説していきますね。
この記事は
トスバッティングの目的がわからない
バッティングの基礎力を高めたい
という人向けに
トスバッティングの“目的”や“身につく事”について解説します。
トスバッティングとは?
トスバッティングとは、一般的に3〜4mぐらいの近い位置から投げたボールをネットに向かって打つ練習方法
または、ボールを棒状が備え付けられたスタンドのようなもにボール乗せて打つ練習方法(通称:置きティースタンド)の2種類があります。
昔は「トスバッティング」とは呼ばず「ティーバッティング」と呼んでいました。私の時代はティーバッティングでした。
この記事ではトスバッティングとして説明していきます。
余談ですが、プロ野球のチームが主催する野球教室でもトスバッティングと呼んでいましたよ。
トスバッティングの目的は?
この練習の目的は大きく2つあります。
スイングフォームを安定させる
動くボールを打つ事でタイミングの取り方を覚えれる
この2つのポイントは素振りやフリーバッティングでも養えますが、野球を始めたばかりの人やバッティングの基礎力を高めたい人にはベストな練習方法なので目的意識を持って日々の練習に取り入れてみてください。
どんな事が身につく?
具体的にトスバッティングで身につく3つの身につく事について解説します。
シャープなスイングが身につく
トスバッテイングは近い距離からボールを打つという練習なのでサポートする人がボールを投げてから打つまでの時間が短く大振りするとうまくボールを打つ事ができません。
正確に打つためには最短距離でバットをコンパクトにスイングをしないといけないので、自然とシャープなスイングが身についていきます。
練習の成果として、試合で打席に立った時コンパクトなスイングでしっかりボールを見て打つ事が身につくので空振りが減り自然と出塁率が高くなっていく事がメリットです。
強くボールを打つ位置がわかる
2つ目の身につく事は“ボールを強く打てる位置がわかる”です。
トスバッティングでは打てる範囲が決まっています。ボールが強く打てる位置は自然とバットが一番加速する位置なので、
結果として打球が速くなり守備の間を抜ける事が増えて打率が上がります。
また、ボールを待って打つので、自分が打ちやすいタイミングを自然と覚えていきます。
バックスピンをかける感覚を覚えれる
少しでも遠くに飛ばしたい!と思っている子どもは多いのではないでしょうか?
遠くに飛ばすために一番大切な事は“ボールにバックスピン”をかけるです。
トスバッティングはボールとコンタクトする部分だけを意識できる練習なのでバックスピンを意識する事に集中できます。
具体的にバックスピンをかけるには、ボールの中心より少し下を叩くイメージを持って打つです。出来ている時はバットを振り終わった後に遅れてボールが飛んでいく感覚になります。
少し難しい話ですが、将来も硬式で野球を続けていきたい!甲子園を目指したい!プロ野球選手になりたい!と目標を持っているなら、ぜひ意識して練習してみてください。
バックスピンが少しでもかかるようになったら遠くに飛ばす力が身につき長打が打てる確率が高くなります。
難しい人はティースタンドから
トスバッティングをやってみたけど、
と悩んでいる人は
まずはティースタンドを使った「置きティー」から始めてみてください。
「置きティー」とは冒頭でお話しした“棒状の上にボールが置けるスタンド型の器具”です。(下記画像がティースタンドです。)
それでは置きティーについて解説します。
ボールを自由な位置に置ける
ティースタンドは止まったボールを好きな位置に自由に置けるので、野球に慣れていない子どもでも自分の打ちやすい位置を見つけれます。
打てない子どものほとんどは意識する事が多すぎて、何もわからなくなってしまいます。
これを解決するには考える事を1つに絞ってあげるです。
通常トスバッティングでは“ボールとのタイミング”や“打つ位置の意識”など複数の事を考えてしまいます。
置きティーは“打つ位置”という1つの事に絞れるので打てない子どもでも的を絞って練習できます。
自分のタイミングで打てる
次のメリットは“自分のタイミングで打つ事を覚える”です。
うまく打てない失敗例として、慌ててバットを振ってしまう事がすごく多いです。
置きティーは止まっているボールを打つ練習なので、慌てずに自分のタイミング打つ事が出来てボールとのタイミングが覚えらすい練習です。
タイミングがわからない子どもは、まずはここから初めて徐々にレベルアップした練習に移行していく事が成長への近道になります。
まとめ
今回はトスバッティングのポイントについてお話ししました。
トスバッテイングも置きティーも基礎を固める地味な練習ですが、プロ野球選手も自主トレやキャンプでかなりの量をこなす大切な練習です。
自分の力にしていく為には結果をすぐに求めすぎず、コツコツと練習していってください。
トスバッティングは練習として賛否両論ありますが、明確な目的意識を持って取り組めば、やって良かったなと思える瞬間がくる練習だと私は思っています。
私自身もそう思えました。
みなさんの参考になれば幸いです。
覚えておきたいバッティングの基本はこちらをどうぞ