こんにちは、週末パパコーチです。
今回はキャッチボールなど投げる動作の前に必ず確認しておきたい基本パート!ボールの握り方、投げる時の意識についてお話しします。
コーチングしている時に握り方や意識するポイントがわからずなんとなくボールを投げている子どもが多かったので2回に分けて詳しくお話しします。
← 今回はココのお話です
ボールを握る指の位置投げる時に意識する感覚
基本的な握り方などにはついては色々なサイトや書籍などに紹介されています。
参考にした今の握り方が“自分に合ったものなのか解らない”という子どもはほとんどだと思います。私の経験上コーチである大人も解らない人がほとんどでした。私自身も子ども頃は解らずボールを投げていました。
野球を続けていく上で“もっと速い球が投げたい”とか“もっと遠くに投げたい”と思うようになり自分なりに考えて見つけた事についてお話したいと思いますのでぜひチェックして自分なりに落とし込んでみてください。
子どもが成長する為に意識するポイント
キャッチボールや守備の送球など投げる動作の時に毎回ボールがしっかり指に掛かって投げられたかを強く意識させてあげてください。初歩的な事で子どももコーチも疎かになっている場合がほとんどです。
具体的には自分の意識よりボールが“下に行くな”や“右にそれるな”など具体的な事を毎回確認するようにしてください。最初は難しいですが続けていると“この感覚でうまくいった”という瞬間が必ずきます。意識や確認を繰り返すことで自分へのPDCAサイクルが自然と身につくようになります。少し難しい事なので大人であるコーチが一緒になって子ども自身が“考える・試す”という力がつくように声をかけてあげてください。
自分の感覚を理解してコントロール出来るようになる事が上達への一番の近道です。些細な事ですが皆さんのコーチングにぜひ取り入れてみてください。
人差し指・中指について
まず意識して欲しいポイントは“人差し指”と“中指”の間隔です。
基本的には以下の2種類です。
人差し指と中指の間を空ける
人差し指と中指の間を閉じる
それぞれについて説明していきますね。
【握り方】指を空ける
人差し指と中指を空ける握り方をする時に注意して欲しい事は指と指の感覚を空けすぎない様にするです。具体的には自分の人差し指1本〜1.5本の間隔を空ける事を意識してみてください。
子どもたちは手が小さく握力がまだ弱いので指の間隔を広げすぎてボールを支えようとしてしまい、うまくボールが回転しない握りのまま投げている子どもが多いです。
どこのポジションでも野球の投げる動作はボールに強く回転をかかる事が大切なので小さな頃から回転をかける意識を持たせてあげる事が大切です。
【握り方】指を閉じる
人差し指と中指を閉じる握り方で注意して欲しい事は2本の指で1本の指の役割をするので2本の指にしっかりと力をいれてボール抑える事です。少し難しい握り方ですが、子どもによっては指の間を空ける握り方よりフィットすると感じる子どもは試してみてください。手が小さな子どもや力が弱い子どもでもボールに力を伝えやすいのが特徴です。
一般的に上から振り下ろすオーバースローとは相性が良いと言われ、スリークォーターなどの斜めに腕を振る投げ方ではスライダー回転(投げる人から見て左側に移動する)になりやすいくバックスピンが強く伸びるような球になる事が難しいとも言われています。
手の小さな子どもは3本で
中には手が小さくて“2本で握るのが難しいよ”という子どももいると思いますので下記のように3本で握るやり方をしてみてください。大事なことは形をマネする事よりも3本使ってでも指に掛けて投げる感覚を身につける事なので手の小さな子どもはこちらの握りで実践してみてください。
親指について
次にボールを支える“親指の役割”について解説します。
具体的には2種類の位置があります。
人差し指と中指の中心に置く
中心より少しずらして安定する位置に置く
まずは下記の画像で確認してください。
それぞれのタイプについて説明していきますね。
①人差し指と中指の中心に置く
②中心より少しずらして安定する位置に置く
親指の置く位置の考え方はボールを握った時に“人差し指”と“中指”が違和感が無いかを軸に試してみてください。親指の位置も画像を正確にマネするのではなく、投げた時にボールがしっかりと回転しているかを確認してあげてください。
私の子供の頃は人差し指、中指、親指が三角形になるように握る事が正しいと教わりましたが、どうも違和感があり投げにくいので親指をずらす握り方に変えたところボールが速くなり、良く伸びるようになりました。
このように個人差がありこれが正解だという形のものはありません。コーチの役割として大切な事ははしっかり回転している球を投げれているかをチェックしてアドバイスしてあげる事です。その為にはここまでお話した基本的なことを理解しておいてください。コーチングの時にきっと役に立つはずです。
ぜひ今後のコーチングに取り入れて見てください。
みなさんの参考になれば幸いです。
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