こんにちは、週末パパコーチです。
皆さんはチームでの練習時や自宅で子どもとキャッチボールしていますか?
まず野球をしようとなったらキャッチボールから始めますよね。
そんな野球の基本であり上達する為には一番大切な練習キャッチボールについて大人が意識すべき3つのポイントについてお話しします。
子どもに投げるボールをグラブ側にずらして投げる
レベルに合わせて徐々に速い球を投げていく
野球を始めたて初心者の子ども、感覚を覚えるのに時間がかかってしまう子どもには特におすすめです。
それでは詳しく解説しますね。
子どもと同じ目線の高さにグラブを構える
子どもとのキャッチボールでまず意識してほしいポイントは“子どもと同じ高さにグラブを構える”です。
とても簡単な事なのですが、コーチとしての経験の中で意外とやっていない大人がほとんどです。
グラブの高さを子どもに合わせる事で子どもは自分と同じ高さにまっすぐ投げる感覚を覚えやすくなります。自分よりも高い位置に構える大人に合わせて投げる事を続けてしまうと“ボールが抜けるような感覚”や”少し上に投げる感覚”を覚えてしまいます。
運動神経の良い子どもは誤差を感覚ですぐに調整できるのですが、“覚えるのに時間がかかる子ども”や“野球を始めてまもない初心者の子ども”はズレた感覚を修正するのがとても大変です。私自身も不器用で覚えるのに時間かかる方だったので、正しい感覚に調整するのに苦労しました。
子ども目線の高さにしてあげるは、少しの工夫で簡単にできる事なのでいつものキャッチボールに取り入れてみてください。
投げるボールをグラブ側に少しずらす
次に大人が投げるボールをグラブ側に少しずらして斜め横からボールを見ながら捕球するです。
ボールを捕球する基本は体の正面で捕る事ですが、野球に慣れていない子どもはボールの軌道や捕球する感覚がわからないので、少し横からボールを見るようにしてあげる事で捕球の感覚が覚えやすくなります。慣れていない子どもにとって正面捕球はボールとの距離感がとりずらく、ボールを怖がり早く目を切るクセがついてしまい、正しく捕球できなくなってしまいます。
キャッチボールはアップの一環だと考える方も多いと思いますが、様々な野球の動作で上達につながってくる練習です。キャッチボールで細かな小さな事をコツコツ大事に積み上げていけるように教えていってあげてください。
ボール軌道のイメージできて、怖がらなくなったタイミングで基本の正面捕球に移行すると、ベースが身についているので上達スピードも上がり守備もどんどんうまくなっていきます。
上達レベルに合わせて投げる速い球を投げる
キャッチボールに慣れてきたら、さらにレベルアップするためのベース作りとして大人が徐々に速い球を投げてあげてください。
速い球を捕る事のメリットは、グラブに入る瞬間まで“ボールをしっかり見る”、“集中力が高まる”という事が身につきます。
この2つの事が身につくと、バッティングのとき打つ瞬間までボールを見れるようになったり、守備の時に後ろにそらす事が少なくなり、イレギュラーするボールにも対応できるようになるなど、様々な能力が向上していきます。反対にしっかりと見る事がおろそかになってしまうと細かな所の意識が出来ていないので、上達スピードが遅くなってしまいます。
見る目を養うことは早く上達する為にもとても大切です。シンプルな動作の基本練習の中に、少しでもしっかり見る目力を養う練習をつくってあげてください。
野球の強豪校といわれるチームはうまい人たちがたくさんいて、上手な動きをたくさん見る事で目が自然と養われ体が動くようになります。学童野球・少年野球ではチームのレベルは毎年大きく変わってくるので、少しでもレベルの高いプレーが見れるような環境を大人がつくってあげてください。
まとめ
今回はキャッチボールで大人ができる工夫の仕方についてお話ししました。
3つのポイントはどれも野球未経験の大人でもすぐにでも取り入れやすいポイントだと思いますので、ぜひ一度は実践してみてくださいね。
学童野球・少年野球は大人のボランティアで運営できているチームも多いと思います。日々の練習や試合はパパ・ママのお力添えがあって成り立っていると私は感じています。少しでも子どもたちをサポートして技術面でも子どもとたちとの思い出という面でも楽しく大切な時間を過ごしていってください。
みなさんの参考になれば幸いです。
教える前にコーチが確認しておきたい事はこちらをどうぞ