こんにちは、週末パパコーチです。
皆さんバッティングのとき「体の開きが早い」とよく耳しませんか?
“体が早く開くとなぜダメなの?”
“何をどう直せば良いの?”
と思った事はありませんか?
今回はバッティングで“体の開きが早い”となぜダメなのかという理由と改善方法について解説していきます。
そもそも体の開きが早いとは?
この言葉いろんな所で言われますね。
漠然としていて明確にどんな事を言っているかわからないよという方が多いと思います。
シンプルに体の開きが早いかどうかの判断は、
ボールに当たる時、胸の中心とおへそがボールに向いているかを確認してください。
これを基準として、体の開きを改善すべきか判断してみてください。
体の開きが原因で起こるマイナス要因
バッティングでは体の開きが早い事で上半身や下半身の力が逃げてしまったり、様々なマイナス要因を引き起こす原因となってしまいます。
中でも子どもの頃に身についてしまうと、改善するのに時間がかかったり、直しにくくなってしまうマイナス要因について3つ取り上げてお話しします。
気づくのが早ければ、簡単に改善できるので、注意して子どもたちを見てあげてください。
【マイナス要因①】ボールに力が伝わらない
本来強くボールを打つには、インパクトの瞬間、“胸の中心とおへそがボールに向いる状態”でバットに当たらなければなりません。
体の開きが早いと、ボールを打つインパクトの瞬間、胸の中心とおへそがピッチャーの方を向いたスイングしになり、力が逃げてしまい強くボールを叩けなくなってしまいます。
【マイナス要因②】バットが斜め軌道になりミスショットが増える
体の開きが早すぎると、自然と重心が後ろに残り斜めのスイングになってしまいます。
これは多くの子どもがなってしまう失敗例です。
斜めのスイングになる事で、ボールの下を叩いてフライになったり、上を擦ってゴロになるなどのミスショットを増してしまいます。
【マイナス要因③】アウトコースが打てなくなる
最後にバッターとしてスラッガーを目指す1つの目安とされるアウトコースの球が届きにくくなってしまいます。
試合でアウトコースは、ピッチャーが決め球として良く使うコースなので、追い込まれると打てるコースが限られる為、打ち取られるケースが増えてしまいます。
体の開きを改善する方法
改善方法の考え方として、野球の動きをまだ理解していない子どもに“スイングフォーム”という大きな範囲で話をするするのではなく、原因となる体の一部分からフェーズを分けて段階的に直していくやり方が効果的です。
私が実際に指導した中で、効果的だった3つの方法について解説します。
【改善方法①】手を絞り肘の内側を体につける
1つ目に手首と脇を意識した改善方法です。
具体的には以下の2ステップで行います。
ステップ1:前側の手はバットを絞るように握り手首を立てる
ステップ2:前側の肘の内側をキャッチャー側に寄せて脇を体にくっつける
この形を作る事で、バットが下がり体が開いてスイングする事を防いでくれます。
このとき右腕はバットを握る指にだけ力を入れて、脇は締め過ぎずバットを支えられる自然な位置がベストです。
【改善方法②】後ろ側の手を押すようにスイングする
次に後ろ側の手で押すようにボールを打つです。
ボールに当てたい意識が強すぎる余り前側の手を引っ張り過ぎてしまう場合、考え方を大きく変えて、体の開きに関係ない後ろ側の手に意識を集中させて、体の開きに直接関与する部前側の手を意識させない方法です。
バットの振り出しからすぐに開いてしまう子供には相性の良い改善方法です。
【改善方法③】ボールを打つポイントを体に近づける
小学生の野球では「ボールを前で打て」と教える事が多いと思います。
始めたての頃は前で打つ事はとても良いのですが、野球に慣れて上達してくるとスイングが早くなり力強くなります。これにより体が回転しすぎて開く傾向がでてきます。
これを改善するのが、ボールを体に来るまで待つです。
具体的な打つ位置は踏み込んだ前足の延長線上でボールを打つようにしてみてください。
体が開いてしまうと打てない位置なので、自然と開かない打ち方を覚えていきます。
まとめ
体の開きが早いという事は、打ちたい気持ちが強すぎたり、自身のレベルが上がってスイングが力強くなっているからこその悩みです。
明確な原因と改善方法がわかれば必ず直していける事ですし、改善されれば格段に速い打球が打てるようになりますので、根気よく練習して行ってくださいね。
みなさんの参考になれば幸いです。
覚えておきたいバッティングの基本はこちらをどうぞ